「おいしそうなものを食べていますね」
「…っ!」

部屋に入ると、慌てて彼は食べていた何かを隠した。
別に、怒ったりするつもりは無かったのだが。

「ああ、気にしないで食べていなさい。今は休憩中なのだから」

そう告げると、未だ特徴的な前髪をしゅんとさせながらも隠したものをとりだした。
見覚えのある赤い箱。
それを見て、今日という日を思い出す。

今日は、1が並ぶ姿がそれに似ているということで決まったお菓子の日。


「センセイも食べます?コレ。」

ぼんやりと眺めていたら声を掛けられた。
どうやら欲しがっていると勘違いされたようだ。
おいしいですよね、と笑いながら箱を差し出してくる相手に思わず心の中で苦笑する。

なんてこの子は可愛らしいのだろう。
優しくて、時々鬱陶しくすら感じるこの子のすべてが愛しい。



「では、頂きましょうか」

ハイ、と手に持ったものを差し出す彼に近づき、少し身を屈める。













「ごちそうさまでした。おいしかったですよ」

「せせせせせせせっ、い、まっ・・・…!!」


差し出されたほうではなく、彼の口に入っていたほうを食べれば己のスーツと同じ色に染まる。
おまけに、人語まで忘れてしまったようだ。

その様子に満足してふふ、と笑うと彼は真っ赤な顔のまま俯いてごにょごにょと口の中で呟いていた。

相手の頬に手を当てると多少赤みが引いた顔がこちらを見上げる。




今日は恋人たちの日でもありますからね
これくらいはさせてもらいましょうか










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ポッキーゲームっていいよね!
ってことで。

ポッキー曲がってるけど気にしないw